続・俺様王子の初恋





「 俺なら一人にしない 」





私は、一人なの?





「 絶対に泣かせない 」





”絶対に迎えに行く”
そう言ったのに、
彼はいない。





「 ・・・だから、俺にしなよ 」









迷うことなんかない。
私の好きな人は一人しかいない。
気持ちなんかとっくに決まってる。







「 キスしていい? 」







掴まれた手を、振り払うべきなのに、
分かってるのに、全身から力が
抜けて、抵抗ができなかった。







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