続・俺様王子の初恋
「 うぜぇ 」
「 そんなこと言っていいのかしら? 」
「 ・・・ぁあ? 」
妖しく口元を緩めた美夏が
俺の横を通り過ぎて、階段を
上りきって・・・・
「 これ、だーれだ? 」
一枚の写真を見せ付けてきた。
顔の横でヒラヒラさせながら
更に美夏は口元を緩ませる。
「 ・・・・・いや、ありえねぇ 」
すぐに目を逸らした俺を見て
美夏は笑いを零したあと、
その写真を俺に向かって投げてきた。