続・俺様王子の初恋
葵を抱き上げたまま
靴を脱いで、葵の靴も
脱がせて、葵の部屋に向かう。
「 降ろしてください! 」
「 ・・・・嫌、無理 」
「 なっ・・・もう・・! 」
本当に可愛い。
赤い頬を膨らませて
怒った素振りをする
葵も、俺の首に回された
細い腕も。
「 開けて、葵 」
俺がそう言うと、葵は
手を伸ばして、ドアを開ける。
部屋に入って葵がドアを閉めて
──────────ドサッ
葵をベッドに寝かせた。