続・俺様王子の初恋





意地悪、と
言おうとしたのに
出てきたのは声じゃなくて






「 ッ・・・・・ 」






我慢していたはずの、涙だった。
先輩は再度、私を抱きしめて
”話して”と首筋にキスをした。








「 ・・・・ッぅ・・嫌、で・・・ッ
  触られたくなくて・・・
 声、あげたり、・・して、たのに
  体、押さえられて・・・ 」





今でも夢にみるほど、
”あの時”は私に刻み込まれていて
狂いそうになる。






「 制服、・・・破られて・・・・
  でも、先生が来てくれて・・ 」


「 脱がされただけ? 」





コクン、と頷くと
先輩は大きな溜息を零した。








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