強引な次期社長の熱烈プロポーズ
*
「あーあ…あっという間…」
街のビルに囲まれた高速降り口に近づいたところで百合香が窓の外をみて残念そうに言う。
「そうだな。また次は早めに出発しよう」
柳瀬はそう言ってくれたけれど、百合香はドライブ先の滞在時間のことだけじゃなくて、もう陽が暮れてきて夜が来て…そしたら明日はもう仕事。
上司と部下の時間の方が長い日々がしばらく続くのかと思って…
ちらりと柳瀬の横顔を見ながら、時間が止まればいい。もしくは少し戻るくらいでも。なんてありえないことを願ってた。
*
辺りはすっかり暗くなり、街のネオンや街頭があかりを灯す。
既に都内に戻ってきている百合香と柳瀬はまだ街中で車を走らせていた。
時間は午後7時過ぎ。外を眺めると、カップルが腕を組んで歩いていたり、仕事帰りの同僚達なのか、4、5人で楽しそうにしていたり…
百合香はいつも、一人で買い物に出掛けるか、映画か…飲みに行くのは決まって綾。
それはそれで充実していたのだけど、いざ好きな人が出来て、その人が隣にいてくれる。
あの時はまさかこんな幸せな未来が待っているとは思いもしなかった。
百合香が無意識に微笑んでいると、知らぬ間にどこかの駐車場へと入っていた。
「あーあ…あっという間…」
街のビルに囲まれた高速降り口に近づいたところで百合香が窓の外をみて残念そうに言う。
「そうだな。また次は早めに出発しよう」
柳瀬はそう言ってくれたけれど、百合香はドライブ先の滞在時間のことだけじゃなくて、もう陽が暮れてきて夜が来て…そしたら明日はもう仕事。
上司と部下の時間の方が長い日々がしばらく続くのかと思って…
ちらりと柳瀬の横顔を見ながら、時間が止まればいい。もしくは少し戻るくらいでも。なんてありえないことを願ってた。
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辺りはすっかり暗くなり、街のネオンや街頭があかりを灯す。
既に都内に戻ってきている百合香と柳瀬はまだ街中で車を走らせていた。
時間は午後7時過ぎ。外を眺めると、カップルが腕を組んで歩いていたり、仕事帰りの同僚達なのか、4、5人で楽しそうにしていたり…
百合香はいつも、一人で買い物に出掛けるか、映画か…飲みに行くのは決まって綾。
それはそれで充実していたのだけど、いざ好きな人が出来て、その人が隣にいてくれる。
あの時はまさかこんな幸せな未来が待っているとは思いもしなかった。
百合香が無意識に微笑んでいると、知らぬ間にどこかの駐車場へと入っていた。