天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ
翡翠よりも頭一つは小さいというのに、信じられないほどの膂力。

日々鍛錬を繰り返している剣豪を、その体で押し退けたかと思うと。

「ちぇえぇえぇりゃあぁっ!」

グルンと半回転して、遠心力を込めた横薙ぎの刃を繰り出す!

これを翡翠は受け太刀するも。

「っ…!」

ビリビリと腕が痺れる。

言うなれば剛剣。

己と同じ種類の太刀筋を、齢十八の小僧が繰り出した。

出で立ちも歳も違うが、目の前に立つこの男の太刀筋は、紛れもなく翡翠と同じ『剣豪』の太刀筋だった。

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