椿姫-ツバキヒメ-



「濃姫様が居られたぞー!」



通りには、沢山の侍?
みたいな人達が私を見て叫び出した。



「刀………こ、殺される。」



もはや、腰にしまわれている
刀しか目に入って居なかった。



「濃姫様ぁ!濃姫様ぁ!」


沢山の侍達を掻き分けて
一人の少女が私に駆け寄った。



「もう、皆心配してたんですよう!早く城に帰って明日の身支度をしないといけないんですからねっ!行きましょう!行きましょう!」



少女は私の手を取って
路地裏から引っ張り出した。


そして時代劇でよく見る
籠【カゴ】の中へと押し込まれた。


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