特上男子
ピザやバーニャカウダ、タコのカルパッチョ……色んな料理が並べられた。


最初はこんなに食べれんし……と思っとったけど、美味しくて食べる手が止まらんかった。


1人で平らげてしまいそうやん。



『いい食べっぷりー。若いっていいねぇー』

「なぁに言ってるんですかぁー!!亮一さんも若いですよぉー!!」



智輝さんが席をたってはや一時間……。


ご飯は進むはドリンクはガブガブ飲むは私ここで何しとっちゃろ。


頭はクラクラするし、楽しい様な悲しい様な……気持ちはふらふらやん。


それになんかふわふわするっちゃけどぉ……。



『ほらほら、あめ玉あげるから泣かない泣かない』

「あい……」



亮一さんから棒つきのアメを受け取り口にパクッと加えた。



『片想いは大変だね』

「ッッ!?」

『あはは、バレバレだからっ!!って、志保ちゃん!?』



恥ずかしさのあまり、あめ玉を手に半分以上残っとったドリンクを一気に飲み干した。







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