特上男子
せっかく目立つ中食堂でご飯を食べたのに収穫はゼロ。
智輝を忘れて新しい恋を探そうという思いは本気だ。
やけど智輝がそうさせてくれない。
街を歩くとデカデカと智輝のポスター。
本屋やコンビニに立ち寄ると、雑誌の表紙に智輝の姿。
「私の気持ちを試しとるとしか思えんこの仕打ち……」
「え?何?何か言った?」
「何も言うとらん」
「あっそ、あっ次あのお店入ろう」
学校帰りに久しぶりに買い物に来とる私たち。
凛子は目をキラキラさせながら買い物を楽しんどる。
好きな服の系統が違うけん、一緒に買い物に来てもほしいものが被る事はない。
私服の時は高校生に見えんくらい大人っぽい。
「どっちがいいと思う?」
色ちがいの胸元にリボンの付いたシフォンブラウスを両手に持って悩んどる凛子。
「白の方が似合うよ」
「じゃあ白にするっ」
凛子がレジでお会計をしとる間に一人店内をプラプラ。
私には似合いそうにない服ばっかり。
智輝を忘れて新しい恋を探そうという思いは本気だ。
やけど智輝がそうさせてくれない。
街を歩くとデカデカと智輝のポスター。
本屋やコンビニに立ち寄ると、雑誌の表紙に智輝の姿。
「私の気持ちを試しとるとしか思えんこの仕打ち……」
「え?何?何か言った?」
「何も言うとらん」
「あっそ、あっ次あのお店入ろう」
学校帰りに久しぶりに買い物に来とる私たち。
凛子は目をキラキラさせながら買い物を楽しんどる。
好きな服の系統が違うけん、一緒に買い物に来てもほしいものが被る事はない。
私服の時は高校生に見えんくらい大人っぽい。
「どっちがいいと思う?」
色ちがいの胸元にリボンの付いたシフォンブラウスを両手に持って悩んどる凛子。
「白の方が似合うよ」
「じゃあ白にするっ」
凛子がレジでお会計をしとる間に一人店内をプラプラ。
私には似合いそうにない服ばっかり。