年上の彼氏。
2
あぁ!
思い出した!
朝に先生が言っていた新しい先生のことか…
そういえば、生徒会室で若い男の人が入ってきてたような。
男の先生だったんだ。
あたしは、もう良くなったからと河村先生にお礼を伝え、保健室を後にした。
「宮下先生という方にもお礼をしに行かなきゃ…」
あたしは職員室に向かうことにした。
歩いている途中、今の時間を見るために携帯を取り出そうとした。
だけど、ポケットの中には携帯はない。
「しまった…生徒会室に落としたままだった…はぁ」
あたしは肩を竦めると同時に来た道をまた戻って生徒会室に向かった。
正直言って携帯は拾いたく無かった。
蒼大からのメールが消えるわけがないし、見なかったことにはできない…
あたしとしてのケジメの意味で取りに行く。
色んな考えがあるなか、とうとう着いた生徒会室…
「ふぅ…」
深呼吸をして中へ入る。
今の時間は皆授業中。生徒会室には誰もいない。
はずだったのに、
中に入ると、1人の男性が立っていた。
それは紛れもなく、あたしが気を失ってしまった時に見た男の人だった。
つまりは…
「宮下先生でいらっしゃいますか?」
振り返った男の人はあたしを見て、一瞬驚いたような表情をした。
しかし、そのあとには、優しい笑顔であたしに話した。
「今日、この学園に赴任しました。宮下 柚留と申します。体調のほうはもう大丈夫ですか?」
心配してくれたことに、あたしは感謝の気持ちでいっぱいだった。
あたしも笑顔で返事をした。
「ようこそいらっしゃいました。これからよろしくお願いいたします。心配なさってくれてありがとうございます。もう大丈夫です」
少し近寄って挨拶をした。
すると、さっきまではわからなかった宮下先生の顔がはっきりと見えた。
優しそうで、大人な雰囲気が漂っている。それに、顔立ちがとてもいい。
かっこいい人だなぁ…
って!何いってるのあたし!
相手は教師だよ…
1人でそんな事を思っていたら、あることに気がついた。
宮下先生があたしの携帯を持っていた。
思い出した!
朝に先生が言っていた新しい先生のことか…
そういえば、生徒会室で若い男の人が入ってきてたような。
男の先生だったんだ。
あたしは、もう良くなったからと河村先生にお礼を伝え、保健室を後にした。
「宮下先生という方にもお礼をしに行かなきゃ…」
あたしは職員室に向かうことにした。
歩いている途中、今の時間を見るために携帯を取り出そうとした。
だけど、ポケットの中には携帯はない。
「しまった…生徒会室に落としたままだった…はぁ」
あたしは肩を竦めると同時に来た道をまた戻って生徒会室に向かった。
正直言って携帯は拾いたく無かった。
蒼大からのメールが消えるわけがないし、見なかったことにはできない…
あたしとしてのケジメの意味で取りに行く。
色んな考えがあるなか、とうとう着いた生徒会室…
「ふぅ…」
深呼吸をして中へ入る。
今の時間は皆授業中。生徒会室には誰もいない。
はずだったのに、
中に入ると、1人の男性が立っていた。
それは紛れもなく、あたしが気を失ってしまった時に見た男の人だった。
つまりは…
「宮下先生でいらっしゃいますか?」
振り返った男の人はあたしを見て、一瞬驚いたような表情をした。
しかし、そのあとには、優しい笑顔であたしに話した。
「今日、この学園に赴任しました。宮下 柚留と申します。体調のほうはもう大丈夫ですか?」
心配してくれたことに、あたしは感謝の気持ちでいっぱいだった。
あたしも笑顔で返事をした。
「ようこそいらっしゃいました。これからよろしくお願いいたします。心配なさってくれてありがとうございます。もう大丈夫です」
少し近寄って挨拶をした。
すると、さっきまではわからなかった宮下先生の顔がはっきりと見えた。
優しそうで、大人な雰囲気が漂っている。それに、顔立ちがとてもいい。
かっこいい人だなぁ…
って!何いってるのあたし!
相手は教師だよ…
1人でそんな事を思っていたら、あることに気がついた。
宮下先生があたしの携帯を持っていた。