チェリー~君と一緒~
交通事故
「花火ぃ~ゲーセン行こうよ!」
「だめ!!今日は勝利の誕生日よ!!」
甘えている夢人をしかるのは天才少女花火だった。
「母親みたーい☆」
「守護!あたしはまだ13才!!」
「そーだよね…」
4人はこんな幸せがいつまでも続くと信じていた。
「やべっ!!もー5時!?」
「バイト行くの?」
守護はさみしそうに聞いた。
「行かなきゃ!!」
「ばいばーい」
「あっ!新発売の漫画買うのわっけた!」
「ゴメン。ばいばーい」
守護と花火は顔を見合わせて笑った。
「いこか!!」
二人がいこかと言ったときはゲーセンに行こうという意味だった。


~ゲーセン~
「わー!新しいプリ機あんじゃん!」
「ねぇ、守護。プリ撮ろう!」
「うん!」

沢山のプリクラを撮った
まさかこの楽しい時間の後に、悲劇があるとは…ゲーセンを出たとき…。
ブーブーブー
花火の携帯がマナーモードで着信を知らせた。
「勝利からだ…」
「出たら?」
「うん!」

「もしもし?」
「花火!大変だ!夢人が交通事故に…」
「えっ!?」


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