契約の婚約者
まるで格闘技のように組み伏し、組み伏せられの繰り返し。お互いに譲らない。そして、最終的には沙希の方が負けてしまう。
最近、その片桐とのセックスにも慣れ、いや慣らされ、考える暇もないくらい断続的に与えられる快感がイヤではなくなり、寧ろ身体が喜んでいることにも戸惑っていた。
そして、服もさっさと脱がされ、ベッドまで運ばれている今----
気付けば片桐も上半身裸。
「カタギリさん、待って……」
身を捩るように片桐から離れようとする。最中にこんなに慌てる沙希も珍しい。
「何を待つ?」
「ちがっ……あっ、うんぁ……」
片桐の指と舌は沙希に抵抗する一寸の隙も許さない。何を抵抗する必要がある、と下肢に伸ばした指が激しく責めたてた。
わざと水音をたて、身体が喜んでいることを知らしめる。
最近、その片桐とのセックスにも慣れ、いや慣らされ、考える暇もないくらい断続的に与えられる快感がイヤではなくなり、寧ろ身体が喜んでいることにも戸惑っていた。
そして、服もさっさと脱がされ、ベッドまで運ばれている今----
気付けば片桐も上半身裸。
「カタギリさん、待って……」
身を捩るように片桐から離れようとする。最中にこんなに慌てる沙希も珍しい。
「何を待つ?」
「ちがっ……あっ、うんぁ……」
片桐の指と舌は沙希に抵抗する一寸の隙も許さない。何を抵抗する必要がある、と下肢に伸ばした指が激しく責めたてた。
わざと水音をたて、身体が喜んでいることを知らしめる。