契約の婚約者
「男二人で何しみったれた話してんのよ?時間でしょ?」
自分も関わってくる話だというのに沙希は全く気に留める様子もない。
どうやら片桐が後を継ごうが、転職しようが沙希には興味がないらしい。
「修、そろそろ行かないと……」
目を赤くした奈央が修一を促す。
「片桐さん、またニューヨークオフィスで会いましょう」
修一が固いグリップで片桐の手を握った。片桐もそれを更に強く握り返し、『できるものなら俺を追い越してみろ』と片桐流の激励を送った。
「片桐さん、沙希をよろしくお願いします。沙希、元気でね?」
奈央は片桐に向かって頭を下げる。片桐が無言で頷くのを確認すると、沙希に向かい思いっきり抱きしめた。
沙希は中々離れようとしない奈央の背中をよしよしとさすり、涙を拭ってやる。
自分も関わってくる話だというのに沙希は全く気に留める様子もない。
どうやら片桐が後を継ごうが、転職しようが沙希には興味がないらしい。
「修、そろそろ行かないと……」
目を赤くした奈央が修一を促す。
「片桐さん、またニューヨークオフィスで会いましょう」
修一が固いグリップで片桐の手を握った。片桐もそれを更に強く握り返し、『できるものなら俺を追い越してみろ』と片桐流の激励を送った。
「片桐さん、沙希をよろしくお願いします。沙希、元気でね?」
奈央は片桐に向かって頭を下げる。片桐が無言で頷くのを確認すると、沙希に向かい思いっきり抱きしめた。
沙希は中々離れようとしない奈央の背中をよしよしとさすり、涙を拭ってやる。