光輝
街はお昼過ぎの時間でとても賑わっていた
スタスタと買い物を済ませるおふでさんに、小走りでついていく
ある程度歩くと、行きつけの豆腐屋へ入って行った
「おう!おふでさん!元気かい?」
「元気なのは元気なんだけどねぇ、最近どうも肩が重くって重くって…」
「なんだいそりゃ?悪いものでもついてんじゃないかい?」
店主の言葉に顔をしかめるおふでさん
「やめとくれよ、縁起でもない!はい!これ代金ね」
豆腐屋の店長は「冗談だよ!お大事にな!」と笑顔で代金を受け取った
確かに、わたしみたいな亡霊がいるなら、妖怪や悪い幽霊がいてもおかしくないかもしれない
試衛館はボロだし、仲間がいてもおかしくない
やはり悪霊の仕業なのだろうか
そんな事を考えているうちに買い物はあっという間に終わってしまった
帰るなり、食材をおき、さっと洗濯物を取り込み夕餉の支度を始めるおふでさん
支度進むたびまたいい匂いがしてきた
うん、これは調査のためだ、仕方がない
わたしは調査のために漬物を一つ頂くことにした
「異常なしと」
独り言を呟いているうちに、あっという間に夕餉が完成した