光輝
「総司……てめぇ」
般若と化した豊玉さんは、ジリジリと総司に詰め寄る
そのすきに……
「なっ!?鈴!!待ちやがれ!!」
一目散に逃げ……られなかった
「そ、総、何でついてくんのよ」
「だって、鈴檎だけ逃げるなんてずるいじゃん」
そう、豊玉発句集をもった総司までついてきた
勿論、此方に発句集があるので、後ろからは豊玉さんが追いかけてきた
「待ちやがれえぇぇぇ!!」
ヤバイッ追い付かれる
そう思った瞬間
フワリ
体が浮いた
「ちょっと総、なにこれ」
私は、総司に持ち上げられていた
「何って、鈴檎走るの遅いんだもん」
そういって、ニコッと笑う彼は、私なんか構いもせずに、1つの部屋にはいった
スッパァーン!!
「おや、総司…と、鈴かな?」
そこは、勝太の部屋だった
「勝太先生、かくまってください」
そう言うなり、総司は私を持ち上げたまま押し入れのなかに入った
「ちょっ、総…むぐっ」
「鈴檎、静かにして」
総司は、私を自分の胡座の上に乗っけて、頭を屈めて押し入れの中に入っていた
そして、後ろから私の口を手で押さえた
少しの間抵抗していた私だけど、無駄な抵抗だと分かったので大人しく総司の胡座の上に乗っかっていた