光輝


少しすると、

「勝っちゃん、ここに総司と鈴が入って来なかったか!?」


土方が入ってきたようだ

私は、バレないように息をひそめた


すると、勝っちゃんこと勝太は、「がはははっ」っと豪快に笑った


バカ正直な勝太のことだ

うっかり言ってしまったりして


「トシは面白い事を言うなぁ!!総司も鈴も来ていないぞ」


「そおか…勝っちゃん、ありがとな」


そう言うと、土方は部屋を出ていった


「死ぬかと思った」

私は、緊張の糸がプツンと切れて、総司にもたれ掛かった


「俺に任せとけば大丈夫なの」


そう言うと、総司は私を後ろから抱きしめた


「ちょ、総?勝太がいるんだから」


すると、暗くて見えないが、多分笑顔で総司がいった

「勝太先生なら、多分土方さんが出ていった後、稽古だ!!とかいって部屋を出ていったよ」

そ、そんなぁ


この状況なんとかしてよ


「ね、総……ここ暗いしさ、狭いしさ、一旦出ない?」

すると、暗くて見えないが、多分総司は意地悪く笑った

そして、後ろから回らせた手に力を入れた


「鈴檎はそんなに俺が嫌いなわけ?」


「そ、そう言う事じゃないけどさ…」


暗くて見えないが、多分私、顔真っ赤だ


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