カレの初恋
「じゃあ、来月からの、
職業体験の班は、
これで決定な!

どの店に行きたいかは、 各班ごとに話し合って、希望を来週までに提出する様に!」



担任教師が、
教壇にて話した。



(これは......。)


俺の通う中学校では
地元の商店街の協力の元、仕事を三日間体験させてもらうという企画が、

中学二年生時に実施されている。


三年生になると
受験で忙しくなるので、
二年生時に実施されるのだ。


「小森君、よろしく!」

村上が、
片手を上げて俺に挨拶をした。


4人1グループになる、この企画で、

俺は村上と
同じグループになってしまった...。

「よろしく。」

俺は、ぎこちない会釈をして、
村上へ、そう答えた。
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