空sora
ベンチは三浦先輩・・・湊先輩に独占された私は
仕方なく屋上の地べたに腰を下ろした。
それからベンチに体をあずけると暖かい日差しに包まれて
目を閉じた。
意識が遠抜いていく・・・・
「・・・おい」
声をかけられて、目を覚ます。
どうやらあのまま眠ってしまったみたい。
すっかり夕方になっていた。
湊先輩は目を覚ましていてベンチに座っている。
「もう日が暮れますね」
「あぁ・・・」
「お前・・・名前は?」
「・・・篠原ソラです」
「そうか・・・」