優等生な彼vs不真面目な彼



「じゃあ、あたしは行くから。・・・後でちゃんと先生のとこ行ってね?」


新田君にそう言い残して屋上を出て行こうとすると、後ろからくんっ・・・と制服を引っ張られた



「・・・っ、なに」

和「もうちょい居れば?」

「・・・・・・お昼休み終わるし・・・」

和「だーいじょぶだって。先生怒んないから」

「新田君、先生じゃないでしょ(笑)」

和「・・・ちっ、お誘い失敗(笑)」




彼が言うと本当に冗談に聞こえない


・・・・・・女慣れしすぎでしょ(笑)


「じゃあね、たまには授業出なよ」

和「先生みたいな事言わないの(笑)」




屋上のドアを閉めるときに後ろから届いたのは

『わざわざサンキュね』

っていう、照れたような新田君の低い声








・・・・・・新田君と話したら元気が出た



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