君がいるだけで…[番外編短編集]
………と、
そこにいたのはママだけじゃなくて…

ついさっき知らされた自分のパパ、
真尋くんがママの隣にいた。


ママは目を赤くしながらも幸せそうな顔をしている。


ちゃんと話したんだ、

なんて3歳ながらに納得していた。


「凜…、いっぱい迷惑かけてごめんね」

『ごめん…な。凜…』


真尋くんに凜と呼ばれたことは今でも覚えている。


何だかとても、幸せを感じた。


誠くんが、手をギュッと握ってくれる。


それは多分“良かったね”という合図だ。


「えへへ」


と、私は笑顔を浮かべた。


―――――――
――――
――


「凜~~~!いつまで寝てるのっ!」


そこでとっても騒がしい目覚まし時計…
じゃなくて、ママの怒鳴り声によって目を覚ました私。



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