英国喜劇リトレイス

「さて、行くぜ。イアン!」

「いいぜ!」


俺はしゃがんでレシーブのように両手を組む。
そして、イアンが俺に向かって走り出した。

イアンの片足が俺の組んだ手元に掛かった瞬間、俺はその手を上に振り上げた。


「ォラァァッ!!」

イアンは、天高く飛び上がった。
その間に体を立て直し、一気に掴めるだけ矢を掴みとると、それを全て弓につがえる。

弓をおもいっきり引き絞り、落ちる勢いを乗せて放った。

「うぁ!」
「ぎゃあ!」

数本の矢は上手い具合に円を描き、下の兵士に突き刺さった。
そのままポケットから前回も使った爆弾を取り出し、それもまた下に投げつける。


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