英国喜劇リトレイス
「手伝って~♪」
俺はここで精一杯の笑顔を作った。
するとイアンは最高の笑みを俺に向けた。
「やーなこった♪」
プッツン!
ダン! と俺は椅子から立ち上がった。
「だぁぁぁああ! ふざけんな! こんなにやれる訳ねぇだろが!!」
「知るか!! サボって外で稽古なんかするディゼルが悪いんだろうがよ!!」
フー! とお互い猫のように毛を逆立たせてにらみ合う。
一呼吸置いて、俺たちは一気に叫び出した。
「俺にはそんなに学はないんだよ。政治なんか出来るかっ!」
「威張れることじゃねーな! むしろ王子として恥じろ! 無理なら宰相立てろ!」
「じゃあ、お前やれよ!」
「やだね」
「何のための従者だお前は!」
「嫌なもんは嫌だ!」
それをそっくりそのままてめえにお返ししてやる。