Sweet secret
作業中、彼女がいるのかと聞いてきた絢乃。

あの時完璧寝てやがったな。

…にしても案外可愛いことを聞いてくるもんだな。

冷静なタイプにみえたんだが…。

先生らの愚痴を言ったり、あっという間に時間が過ぎていった。

資料を整理し終わる頃には、辺りは暗くなっていた。

俺は絢乃を送っていくことにした。

普段なら、自分の車に女を乗せようとは思わないのにな。

不思議だ。

初めて会ったのに絢乃がいると安心する。

今まで女と付き合ってもこんな感情抱くことなんか無かったのに…。

いかれてるな俺。

仮にも生徒にこんな感情いだくなんて…。
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