Sweet secret
「そんなに慌てなくても逃げたりしませんって」

「いや、お前には教えることがたくさんありそうだからな(笑)」

「あはは……」

「お前明らかに寝不足だろ。どうしたんだ?」

さすが先生…。

でもあなたのせいですよ?

なーんて言えるわけないけど。

「…すみません」

「まぁいいが……なんかあったら頼れよ。俺に言いにくいことなら他の先生でもいいぞ。」

「…何でもないです。単なる寝不足なので。」

「そうか??まぁ何かあったら言えよ。……で、授業はどこから聞いてないんだ?」

「えっとー……最初から…デス。」

バコッ!!

いったぁ……先生の教科書が頭を直撃した。

「はぁ~……」

先生なんて溜め息ついてるし。

まぁ当然なんだけど…
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