「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
いったい何が、どうなって生命体は爆発したのであろうか・・・
全く訳が分からないでいた。
理絵は、何かの光が目に飛び込んで来たような気がして目が覚めた。
何の光だったのだろうかと思い、這うようにして御蔵洞から出ると、入る時には暗くて気がつかなかったのか、誰かがお参り後に忘れていったのであろうか、一本の金剛杖が置かれてあった。
その金剛杖を借りて、頼りにして、道を渡り、太平洋の彼方を見渡した。
渡った道の遠くに、車が理絵の立っている方向に向かって来ていたのだが、理絵は気がつかなかった。
車の中には、夫が死んだとか、娘が危篤になったとか、本当には無いことを言いながら、検問を突破してきたお婆ちゃんたちが乗っていた。
お婆ちゃんたちは、遠くから理絵を見つけて
「あれ、道を渡って立っているのは、理絵ちゃんじゃない」
「そうよ、道を渡ったのは理絵ちゃんよ」
「理絵ちゃーん」・・・
「理絵ちゃーん」・・・
と叫ぶが、遠くて理絵には声が届かない。
理絵は金剛杖を頼りに立って、海の彼方を見つめている。
全く訳が分からないでいた。
理絵は、何かの光が目に飛び込んで来たような気がして目が覚めた。
何の光だったのだろうかと思い、這うようにして御蔵洞から出ると、入る時には暗くて気がつかなかったのか、誰かがお参り後に忘れていったのであろうか、一本の金剛杖が置かれてあった。
その金剛杖を借りて、頼りにして、道を渡り、太平洋の彼方を見渡した。
渡った道の遠くに、車が理絵の立っている方向に向かって来ていたのだが、理絵は気がつかなかった。
車の中には、夫が死んだとか、娘が危篤になったとか、本当には無いことを言いながら、検問を突破してきたお婆ちゃんたちが乗っていた。
お婆ちゃんたちは、遠くから理絵を見つけて
「あれ、道を渡って立っているのは、理絵ちゃんじゃない」
「そうよ、道を渡ったのは理絵ちゃんよ」
「理絵ちゃーん」・・・
「理絵ちゃーん」・・・
と叫ぶが、遠くて理絵には声が届かない。
理絵は金剛杖を頼りに立って、海の彼方を見つめている。