少女の○○童話。
「……リリー?どうしました?」
やだ……。
やだやだ。
やだやだやだやだ。
ヴェルが心配そうに
私を見つめる。
だけど私は頭を抱えて
うずくまってしまった。
すると、フワッと
私の背中に温かさが広がった。
「…大丈夫です。
私はあなたを必要としてます。」
ヴェルは私を優しく包容している。
なぜか安心することができた。
まるでヴェルは私を知っていて
心を見透かされてる様な
感じだった。
