佳き日に




「まぁその場はね。急に人間を撃ったんだからものすごく非難されるよ。でもね、メモリーズが死んだら面白いことが起きるんだ。」

「……?」

「彼らが死んだら死体は十分ほどたってから、みるみるうちにゴミになるんだよ。」

「ゴミ、ですか。」

「そう。ほんと、種種様々なゴミ。君の家でも燃えるゴミを出すだろう?あれよりはまぁ綺麗だけどね。」

「メモリーズは、ゴミで出来ているんですか?」

男は肩をすくめる。

「厳密にはゴミじゃない。彼らは選ばれなかったもので出来ているって自分たちで言うけどね。」

男の言うことが抽象的すぎて茜にはよく分からなかった。

「とりあえず、人間ってのは自分たちの常識から外れたものは排除したがるんだよ。さっきまで人の形をちゃんと保っていたのに、どんどんゴミになっていくものを見て、最終的には自分の見たものに自信がなくなる。」

ペラペラとまくしたてる男に茜は少し圧倒されてしまう。



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