佳き日に



「……琴。」

「なんだし。」

「頭部と体部と脚部どこがいいですか?」

「いやだから当てなくていいんだし!萩の注意を狙撃に引きつけるだけだし閏のやることは!」

「生ぬるいですよそれじゃ。」

「いやなんでだし。萩になんか怨みあんの?」

「いえ全く。」

ガチャンッと閏は弾を詰める。

閏のよく分からない行動に琴は訝る。

「とりあえず、萩を殺すのは雪がやるし。だから閏の仕事は終わりだし。」

「……そこが不安なんですよ。」

「雪が?雪だったら萩くらい一瞬で殺せるし。」

「そうじゃないです。」

閏はふっと目を伏せた。

「雪先輩の力は疑ってません。あの人は誰よりも強いです。」

「……じゃあ何が不安なんだし。」



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