佳き日に




ダァンッと一発、また閏が撃った。



「……あのさぁ閏。」

「なんですか。」

萩の手から血が出ているのが見える。

「引き離すだけじゃないっけ?」

「まぁ傷の一つや二つ大目に見てくれるでしょう。」

「いや、閏今思いっきり跳弾使ったし。絶対始めから当てる気満々だったし。」

「細かいことはいいじゃないですか。」

そんな話をしている間にも、琥珀がビルから逃げ出した。

萩もその後を足を引きずりながら追いかける。
とても足を負傷しているとは思えない速さだった。


< 304 / 627 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop