佳き日に





白川の真意はどこなのか、もう少し探ってみよう、とも考える。


「もし仮に私があんたの敵だとして、私が味方になってほしいって頼んだら、どうする?」

その言葉に白川は表情を曇らせた。
何を言ってるんだ、とでも思っているような。


「エナカさんは何を言ってるんですか。」

本当に言われた。
やれやれといった風に白川は手のひらを上へ向ける。


「俺がなりたいのはエナカさんの味方であって正義の味方じゃないです。だからエナカさんがどの立場であろうとも、呼ばれたなら必ず助けに行きますよ。」


エナカはぶるっと身震いした。
久々の鳥肌。


「あんた自分が相当気持ち悪いこと言ってるの分かってる?」

「エナカさんの心を打つような告白を狙ったつもりでしたが逆効果だったみたいですね。」

本当にこの男は何を考えているのか分からない。

エナカはくるっと後ろに回り歩き出す。



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