男子校のお姫様

「やっと終わった・・・」

小さいころの思い出って長くて途中でおわることって滅多にないから最後まで思い出さなきゃいけないんだよね・・・。

あたしは小さく伸びをして寮に向かって歩いた。

「2時32分か・・・。急いで帰って寝なきゃね」

あたしは携帯のディスプレイで時間を確認すると、走り出した。


「すぐ寝れそうもないしココアでも飲も・・・」

あたしはホットココアを淹れると寝室に向かった。

寝れないときはパソコンをいじるのがあたしの習慣なんだ。

ホットココアを飲みながらお祖父ちゃんの送る報告書を作っていると急な眠気に襲われた。

あたしは報告書を書き終えると、そのままベットに潜り込んだ。

「おやすみ~」

誰もいない部屋でそうつぶやくとそのまま眠りについた。



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