イジワル社長と秘密の結婚
私は来月から、子会社への出向が決まった。さすがに蒼真さんと、同じ会社では働けないからだ。
それでも、今までどおり頑張ることに違いはなく、晴れて左手薬指にはめられた指輪を見ているだけで、勇気は湧いてくる。
それに、来春は香港に新婚旅行に行くし……。やっと、百万ドルの夜景が見れるのかと思うと嬉しい。
「蒼真さん、行ってらっしゃい」
玄関で見送る彼の薬指にも、指輪が光っている。ネクタイを直していると、不意にキスをされた。
「ちょっと、蒼真さんってば」
気恥ずかしくて軽く睨むと、彼はクスッとした。
「いいだろ? 咲希にキスすると、やる気が出てくるから」
そう言いながら、蒼真さんはまたキスをしてくる。そんな彼が愛おしくて、私は首に腕を回し、それに応えた。
強引な理由で始まった結婚だったけど、こんなに愛する人に出会えるものだったなんて。
私は、祖父と父に感謝をする。ありがとう、素敵な出会いを与えてくれて。絶対に離さないから。この幸せを、ずっと大切にしていく……。
「愛してるよ、咲希」
「私も、愛してます。蒼真さん」
永遠にーー。
END
それでも、今までどおり頑張ることに違いはなく、晴れて左手薬指にはめられた指輪を見ているだけで、勇気は湧いてくる。
それに、来春は香港に新婚旅行に行くし……。やっと、百万ドルの夜景が見れるのかと思うと嬉しい。
「蒼真さん、行ってらっしゃい」
玄関で見送る彼の薬指にも、指輪が光っている。ネクタイを直していると、不意にキスをされた。
「ちょっと、蒼真さんってば」
気恥ずかしくて軽く睨むと、彼はクスッとした。
「いいだろ? 咲希にキスすると、やる気が出てくるから」
そう言いながら、蒼真さんはまたキスをしてくる。そんな彼が愛おしくて、私は首に腕を回し、それに応えた。
強引な理由で始まった結婚だったけど、こんなに愛する人に出会えるものだったなんて。
私は、祖父と父に感謝をする。ありがとう、素敵な出会いを与えてくれて。絶対に離さないから。この幸せを、ずっと大切にしていく……。
「愛してるよ、咲希」
「私も、愛してます。蒼真さん」
永遠にーー。
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