海☆恋
未来は、俯いてしまっていて顔が見えなかった。
「ごめんね?未来…………………もう誰にも私の事で泣いて欲しくなかったの………………だから、親にもまだ話せていないわ………………。」
未来は、私のその言葉に驚いて顔を上げた。
その目には、微かに涙が溜まっていた。
「親にも黙っていた事って何なの?それって瞳は知ってるの?」
その言葉に私は静かに首を横に振った。
「知らないわ…………………知っているのは、先生と海だけ……………私がお願いしたの………………自分で話すから家族には話さないで欲しいって……………………。」
きっとまた泣かれてしまう………………だから私は、怖かったのかも知れない……………。
「未来は、泣かないで誰にも話さないで聞いてくれる?」
私は、真剣な顔で未来を見つめた。
未来は、静かに首を横に振った。
「きっと、無理だと思うわ……………立花の事は、本当に大切な親友だから……………立花の病気が酷くなっているのに笑顔でいれるわけが無いもの…………………でも、それを一人で抱えないで欲しいの………………私の我が儘かも知れないけど…………。」
.