海☆恋




「そこまで…………酷いなんて……………ヒックヒック知らなかったよ?……………ずっとヒックヒック一緒に……ヒック……学校だって、行けると……ヒック……思………ってた………のに………………!どうしてよ~!
うわぁぁぁぁん!」



未来は、我慢が出来なくなったのかついに泣き出してしまった。



瞳も一緒に学校に行けると思っていたのに発作が起きてしまい

いつ起きるか分からないと言う理由もあって入院している。



私も本来なら入院なのだか我が儘で学校に通っている。



どうせ死ぬのなら好きなことをして後悔したくないから。



私の自分の唇を強く噛み締めた。



未来を泣かしてしまったのは私だから……………………
やっぱりどんなに聞かれても秘密にして置くべきだったね。



私は、心の中で何度も未来に謝った。



今口を開くと確実に泣いてしまうことが分かってしまうから。



私は、小さく深呼吸すると未来の背中を優しく撫でた。



「泣かないで?未来に泣かれると凄く辛いから……………それに私が簡単に死ぬわけじゃあ無いんだから!」



この言葉は、私自信にも言っていた。



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