海☆恋




「起きたようだね。」



「高野先生……………。」


私は、目を見開いた。



その先生は、昔から私の治療の担当をしてくれていた。



「立花ちゃん…………………あまり寒い中いすぎるのは良くないよ………

当分、入院と言うことになってしまったよ。」



先生は、少し悲しそうな顔をしていた。



私は、その言葉に黙って頷いた。



「でも、海で倒れる何て立花ちゃんらしいね。」



そう言って小さく笑ってくれた。



私は、その言葉に頷いて微笑んだ。



「ねぇ、先生………私ここから出て瞳のいる病室に行ける?」



私は、先生をじっと見て聞いた
答えがNOだったら辛すぎるけど事前に知って起きたかった。



「大丈夫だよ、瞳ちゃんからの申し出もあったんだ

ここを出たら瞳ちゃんがいるあの海が見える病室にいれるからね。」



良かった!あの部屋に行けるんだ!



私は、嬉しくてたまらなかった。



それからしばらくして、先生は、出て行ってしまったが私は、嬉しくてたまらなかった。



早くここから出たい……………一人にはなりたくないな。



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