海☆恋
「ほんとに心配したんだから!」
半泣きの瞳の手が震えていて、その手が必死に掴んでいた。
「瞳……………。」
心配させてしまった……………あまり瞳には、辛い思いをしてほしく無かったのに……………。
優しい瞳を私が自分で傷つけた。
私の何気ない行動でここまで人に心配をかけてしまうなんて思っても見なかった。
「ごめんね……………でも、どうしても未来にあの海を見せたかったの……………
先生の事で未来が凄く傷ついて、婚約を解消したいなんて言い出したから。」
私がそう言った瞬間瞳は、目を見開いた。
どうしたんだろう?
私は、瞳のその行動に首を傾げた。
「それ!どう言うこと?!未来が婚約を解消しょうとしてるなんて。」
「知らなかったの?!」
てっきりもう瞳にも言っていると思っていたのに。
私は、驚いて瞳の顔を見た。
瞳は、その問いにはっきりと頷いた。
私は、信じられなかった……………一卵性である瞳と未来は、何でもお互いに話し合っていたから今回の事でかなり私は、驚いてしまっていた。
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