海☆恋
私は、先ほどよりも握る力を強めた。
「今は、駄目!今は、未来は、必死に先生と話そうとしてる!それを邪魔しちゃあ駄目だよ!」
私は、じっと瞳を見つめた。
いつもより少し大きい事で瞳に言った 。
もし、今瞳が言ったらどうなるか分からないもん。
コンコン
突然扉をノックする音がした。
まだ検診しは早いし、瞳に面会?
私は、首を傾げて瞳を見ると瞳も同じように首を傾げていた。
返事が無いのに不思議に思ったのかドアが開いた。
「二人とも何してるの?何かの遊び?」
「「未来?!」」
未来が小さく笑いながら小さく首を傾げている。
瞳は、なぜか固まってしまっていたが。
「未来?どうしてここに?」
私は、軽く瞳に一瞥すると直ぐに未来に向き合った。
「どうしてって見舞いにきたんだけど?何かへんだった?」
見舞いに来たって……………確かに変じゃあないけど……………。
「先生との事は、どうなったの?」
「そうよ!あの男一対何なわけ?!」
我に返ったのか瞳も慌てて未来に問いかけた。
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