海☆恋




私は、少し後悔した。



「私達は、嫌だよ?立花が死ねば、どうして止められなかったんだろうって後悔するわ!
そして、楓君も後悔するよ?何も言えなかったって……………
気付いてあげられなかったって凄く後悔するんだよ?もし…………立花が後悔しくても……………
周りのみんなは、凄く後悔するんだよ?
立花が心臓病だって知っている人は、分かるけど知らない人は、分からないんだよ?
どうして教えてくれなかったの?って言われるよ?
知っている人をきっと責めると思う……………
立花は、死んでそれで良いって思っているかも知れない………………
けどね…………自分のせいで大切な人が責められていると思うと死になくても死ねないんじゃあ無い?
それに親よりも先に死ぬ事ほど罪な事って無いんじゃあない?」



瞳を少し泣きそうな顔でしっかりと言った。



瞳……………どうしてそんな事を言うの?



どうして、私を心配するの?してくれなくても良いのに……………。



「ねぇ~立花…………?瞳も心臓病だって事忘れてない?」



私は、その言葉に目を見開いた。



私は、自分の事ばかりで瞳の病気の事を忘れていたのだ。



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