クロス†ハーツ


小夜が真顔で聞いてくるから、少し驚いてしまった。

だって今日は文化祭一週間前。
午後は全クラスの授業がなく、みんなで文化祭の準備。
出られる出られないの問題じゃないと思う。


「なんで、そんなこと聞くの?」

「私、文化祭クラス代表でしょ?帆香ちゃんは生徒会の方があるから出れないって言ってたから。凛も風紀委員で何かあるかと思って…」

「あー…」


そういうことか。
でも、水瀬は何も言ってなかったし。


「大丈夫。だって、水瀬とか何も言ってなかったもん」

「ホント?良かったー!」




まさかこの選択が、きっかけになるとも知らず。

小夜が満面の笑みで笑うから、私もつられて微笑んでいた。

< 37 / 77 >

この作品をシェア

pagetop