ジュエリー 君がくれた宝石
栗山先輩は顔を真っ赤にして
教室から出て行った。

「瞬ちゃん大丈夫?」
「うぅっ大丈夫だよ俺は…」
「ねえ、瞬ちゃんちょっと話があるんだけど」

そういって私は
体育館裏に瞬ちゃんを呼び出した

「この前さ、三澤先輩と遊園地行ってたでしょ?」
「…。」
「瞬ちゃんは浮気しないっていったよね…」
「うん…」
「だから浮気じゃないって信じ…」
私の言葉をさえぎるように瞬ちゃんが言った
「ごめん!本当にすまなかったでも、俺もう疲れたんだよ」
「え…?」
「俺達別れないか?」
「何で!!」
「俺三澤先輩が好きになっただから別れよう」
そういって瞬ちゃんは逃げていってしまった
その日は二人が付き合って1ヶ月の日だった―


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