続 青薔薇姫



その後もあたしは、自分の都合が良くなるように嘘をつき続けた。


自分勝手なのかもしれない。


でも、あんなことをした彼のせいでこうなったんだから……。


そう言い聞かせて、あたしは今日も残酷な嘘をつく。


罪悪感なんて全くない…。


だってあたしの邪魔をするからでしょ?


それこそ″自業自得″なんだから……。






季節は巡り、あたしは小学校を卒業し、春休みを迎えていた。


中学生になったからって何も変わんないと思うけどな…。


あたしは″あの人″とショッピングをしていた。


なんでも、中学で必要なものを買ってくれるみたいで。


まだ中3のくせに…。


『お金大丈夫なの?』


隣を歩く″あの人″を見上げると、あたしにサイフの中身を見せた。


『……っ!!なんでこんなに!?』


そこには、大量の札束。


まだバイトできないはずなのに……なんで?


『大丈夫大丈夫!!このお金、お母さんにもらったヤツだから。』


……きっと嘘だ。


あのお母さんがこんなにくれるわけない。


前にあたしが頼んだとき、1円もくれなかったんだから。


それとも……あたしとは態度が違うの?


あたしとは違って、正直者だから……?




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