○○彼氏。【完】

「あー、もう俺幸せすぎて死にそう」


そう呟く拓真を少し笑って、


「うーん、今死なれたら困る」


とあたしは言った。


その言葉に拓真はガバッと顔を上げてニヤッと不敵に笑うと、


「寂しくなっちゃいますか?」


なんて聞いてきた。


「まぁ・・・・・・寂しくなっちゃうかもね」


なんて答えたあたしを驚いた表情で見たあとすぐに笑顔になって、


「先輩がデレたー」


と笑った。


「なっ・・・・・!?もう二度と言わない!!死んでも言わない!!」


「うーん、先輩が死んだら俺寂しくて死んじゃう」


< 71 / 355 >

この作品をシェア

pagetop