扉の向こう


「コップ持ってくるからどっか適当に座って」

と伝えるとベッドの前にちょこっと座った。

コップを持って部屋に戻るとさっきと同じ姿勢でいた。

「なに緊張してんの?」

と姉貴にいつだがもらった折りたたみのテーブルを出しながら尋ねてみた。

「男の子の部屋で2人なんてはじめてだから」

こいつ彼氏いたことあったよな?
でもなんもしてないって言ってたっけ。
なんかかわいいからからかいたくなった。

「なに?唯花は俺のこと男として見てるんだ?」
「えっ‥?だって将之男でしょ?」
「じゃあそんなのこのこ男の部屋きちゃって良かった?しかも思春期の。襲っちゃうかもよ?」

今日の俺大丈夫か?
こんなこと言ったら嫌われるじゃん。
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