「恋をする」ということ。
祐斗Side

なんなんだあいつ・・

俺は飛び出していった女のことを考えていた。



・・・ホントのこと言っただけなのによ・・

意味わかんねぇ。しかも学校1のモテ男で成績優秀な俺に向かって・・



ホントに何なんだアイツ。



「よー祐斗!女泣かせるなんてめっずらしぃ~!」

「うっせぇよ輝。あいつが勝手に・・泣いただけだっつの!」

「それにしてはずいぶん動揺しているようにも見えますが?あは。」

「・・・・。いいかげんにしろよ?」

「す・・・すみません。」



こいつは有坂 輝。俺の親友(ちょっとウザいが)



まぁコイツの言っていることは正しいとはおもう。

本人にはコンプレックスだったのかもしれない。

今更ながら反省する俺。ダメなヤツ・・・



そしてその原因を知りたいとも思う俺。なんで執着してんだろう・・

あいつに。



「そういえばあの女の子帰ってこないな・・そんなヒドイこと言ったのか?オマエ。」

「わかんねぇけど・・とりあえず探してみよっかな。あやまってくるわ。」



そういって教室を後にした。


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