アンダーサイカ



「………豊花ちゃん…。」



ヨシヤが呟きと一緒に、私の手に触れてきた。

そしてそっと目を瞑る。温かさを感じるように。



「………うん。

ここにいますね。」



不思議と、ヨシヤの顔から自嘲がみるみる消えていった…。



< 334 / 506 >

この作品をシェア

pagetop