ヤンデレパーティー
清々しいほどに呆れるわ、と十束の背後に立つAが彼の頭を鷲掴みにした。
りんごを片手で潰すかのような、ぐぐっと爪を食い込ませるほど掌握をしながら。
「牛女は、ないわよねぇ……」
Aにとっての禁句らしい。穏やかながらも目元に影ができるような、下手したら本当に十束を握りつぶすかもしれない。
「え、Aちゃん、もうそこら辺で……」
「朱耶ちゃんが言うなら許してあげてもいいわぁ。所詮は駄犬なロリコンの言うことですもの。――失せなさい」
「貴様が失せろ、牛女」
「まあまあ、駄犬の分際で吠えること。それしか脳がないのかしら?ああ、そんな脳なら潰して豚にでも食わしてやろうかしらぁ」