ヤンデレパーティー


「二人ともやめてください。特に十束、人が嫌がる悪口を言うだなんていけませんよ」


「しかし、お嬢様……」


弁明しようにも、めっ、とした態度をされてしまったので十束が下がる。


Aと朱耶の邪魔にならないよう斜め後ろへ。憎々しげにAを見ているはともかく、朱耶の言い分を尊重し、手を出さずにいた。


「朱耶ちゃん、体調大丈夫かしら」


「はい、大丈夫ですよ」


なら良かったわぁと言いつつ、Aは朱耶の顔色を見た。体調悪くとも「大丈夫」と無理する朱耶だが、今日は本当に大丈夫みたいだ。肌色に血が通っているように見える健康色。


パジャマの上にカーディガン羽織って、ふかふかの羽毛布団に、クッションみたいな大きな枕に囲まれた、いかにもお嬢様な朱耶だが、部屋を見渡し、Aは頬に手を置いた。


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