ヤンデレパーティー
それでもまだ違和感ある京都弁はいただけないが、聞けば冬月は素直に答えてくれた。
「兄さんは源が宗主――そん時はじいちゃんやったんだけど、そのじいちゃんが京都弁使ってたんやわ。兄さんはちっちゃい頃から見込みありって、じいちゃんに手ほどきされてたんどす。
じいちゃんは兄さんの目標やさかいに、幼心ながらじいちゃんになりたいって、京都弁真似てみたんやろね。兄さん、かわええわぁ」
うっとり、なんて素顔が見えずとも声が物語る。
「ああでも、あのじいちゃんは嫌いやったわぁ。ことある度に鍛錬だと、僕から兄さんを引き離して……。ほんに、死んで良かったわぁ。ああ、本当に」
次は薄く笑った気がした。感情豊かな冬月は、もう見慣れたもの。
そうですか、と投げやりに受け流しす妙技を依子は最近覚えた。