ヤンデレパーティー
「バスローブ、毛玉できたね」
頭上からの声に反応する。ミナナが今着ていたのはコットン生地のバスローブ。袖部分には確かに丸い毛玉がちらほらあった。
「長く使ってますから」
「嬉しいよ。俺のあげた物、そこまで気に入ってくれて」
「気に入った……ああ、はい、気に入ってますよ」
愛着ではなく使い勝手の良さからの気に入りだ。
このバスローブは彼から大分前にプレゼントされたもの――というより、よく彼は色々とプレゼントをしてくれる。
本が大半にせよ、装飾品やら日用雑貨まで、たまたま目に入ったから買ってきてみた、というものをミナナはよく貰っていた。
その一つたるバスローブ。家着ぐらい何でもいいと思っていたが、一度着れば病み付きになる代物だ。