ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
 次の休み時間。今度こそ中野和也と話を、と思ったんだけど……


「彩花ちゃん……」


 う、今度は小山修平かあ……


「何よ?」


「ここじゃアレだから、外に……」


 そう言って、小山修平も恵美と同じように私の腕を掴んで引っ張った。


「ちょっと、気安く触らないでよ。第一私は今忙しい……って、ちょっと!」


 結局、またもや階段の踊り場まで小山修平に連れて行かれてしまった。


「彩花ちゃん、思い切った事したね?」


「そう?」


「うん。和也を落とすためでしょ?」


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